解答（その６）です。

(1)２ストライク後の左右の打席移動は禁止されている？

（解答）
ボールカウントに関係なく、打者はいつでも左右の打席を移ることができます。
　（ただし、投手が投球動作に入る前に限る）

(2)打者が３６球ファールを打った。どうなる？

（解答）
２ストライクから再開すします。
バントによるファール以外、アウトになる規定はありません。

(3)１死ランナーなし。３ボール２ストライクからのボールを打者が見逃したが判定はストライク。
そのボールを捕手が後逸したのを見て、打者が１塁へ走った。どうなる？

（解答）
三振だが、１塁へ走ってもよい。（いわゆる振り逃げ）
規則によると「次の場合、打者は走者となる」とあり、
　1.走者が１塁にいないとき、または、
　2.走者が１塁にいても２死のとき、かつ
「捕手が第３ストライクと宣告された投球を捕らえなかった場合」となっています。
つまり３つ目のストライクを見逃しで宣告されても、捕手が正規に捕球できなければ走ってもよいのです。
野球の全てのプレーにおいて共通ですが、打者、走者をアウトにするためには正規に捕球しろよ、ということです。
そもそも「振り逃げ」はいわば通称で、ルールブックには「振り逃げ」という用語はありません。

(4)ピッチャープレートに打球が当たって、ホームと１塁間のファウルグラウンドにボールが転がった。どうなる？

（解答）
「野手に触れない打球が投手板に当たり、リバウンドして本塁１塁間または本塁３塁間のファウル地域に出た場合には、ファールボールである。」と規定されています。
ちなみに、各ベースに当たってファウルグラウンドに跳ね返ったら、たとえ誰にも触れないままファウル地域へ出てもフェアになります。