解答と解説です。

問題)
次のプレーが発生した時どうなる？

1)
バッターが打った打球がフェアグランド上を飛んでいる鳥に当たり、外野手が直接捕球した。

解答)
インプレイ。直接捕球したので、打者はアウト。


2)
ライナーの打球がグラウンドに入ってきた猫に直接当たって、それを野手が直接捕球した。
(ボールは地面には落ちていない)

解答)
インプレイ。捕球しただけではアウトになりません。

3)
打者がレフト前にゴロヒットを放ったが、犬がグランドに進入しボールをくわえて逃げ回った。

解答)
ボールデッド。審判の判断ですが、上記のケースでは単打でしょうね。


1)解説
ルール「送球またはインフライトの打球が、鳥に触れた場合は、ボールインプレイでありインフライトの状態は続く」
つまり、インフライトの打球が鳥に当たっても、フライの状態のままです。
よってその打球が地面に落ちる前に捕球すれば、アウトになります。

2)解説
ルール「プレイングフィールド上の鳥または動物に触れた場合は、ボールインプレイであるが、インフライトの状態でなくなる。」
要するに、地面にいる鳥や動物に打球が当たったら、ゴロ扱いでプレーが続きます。

3)解説
ルール「犬などがフェアの打球、送球または投球をくわえたりした場合には、ボールデッドとして審判員の判断によって処理する。」
2が「動物」で3が「犬など」と、使い分けているのは特に意味はないと思いますがルールではこうなってます。


余談ですが、審判の場合はちょっと違います。

●打球が野手を通過する前に審判に当たるとボールデッド。
打者に安全進塁権１を与える（つまりファーボールと同じ）
走者一塁で通常守備のとき、二塁の塁審が投手と二塁ベースの間に位置しますが、そのケースですね。


●打球が野手を通過した後に当たるとインプレイです。
（いわゆる石ころと同じってやつ）